【建物明け渡し(立ち退き)解決事例】トランクルームの明渡事例
【物 件】福岡県内のトランクルーム
【賃 借 人】30代男性
【特 徴】トランクルーム家賃について滞納が生じた事例
【解決内容】任意で明渡完了
1.トランクルームの賃料滞納(家賃滞納)
物件は福岡県内のトランクルームです
借主は30代の男性です。借主は、トランクルーム1区画を借り受けて荷物などを置いていたようです。
しかし、借主は借り受けてすぐ賃料を滞納するようになりました。そのうちに、滞納額が3か月分に至ってしまいました。管理会社より借主に連絡をとって明渡を求め、借主からも明渡の約束はもらったようですが、明渡がいつまでも履行されませんでした。また、賃料も支払われない状況が続きました。
借主の対応に困った管理会社様より、どうにか解決したいとのご相談があり、赤坂門法律事務所がご依頼を受けました。
2.トランクルーム明渡請求訴訟の提訴と任意での明渡
本件では、借主に対してトランクルームに関する利用契約を解除する旨の契約解除通告書を送付しました。その後、借主に対してトランクルームの明渡請求訴訟を福岡地方裁判所へ提起しました。
訴訟提起後、借主の住所に対して訴状が送達され、裁判の第1回期日に借主が出頭しなかったことから、その後、借主に対してトランクルームの明渡を命じる判決が下されるに至りました。
その後、借主から連絡があり、借主自らトランクルームの中の荷物を撤去し、明渡が実現しました。
3.トランクルームの明渡の留意点
(1) トランクルームを対象物件とする明渡請求事案も、(内容によりますが)基本的に建物の明渡請求訴訟と同じような訴訟類型となります。但し、通常の建物明渡請求訴訟と異なり、対象物件がトランクルームであることを念頭において物件の特定や訴額の算定等を行う必要があります。
(2) 赤坂門法律事務所では、本件のほか、多数のトランクルームの明渡請求の問題を解決してきました。建物明渡に強い弁護士にご依頼ください。
※守秘義務の観点から、事案の趣旨を損なわない限度で実際の事案とは内容を変更しています。