【建物明け渡し(立ち退き)解決事例】任意交渉のみにて早期に退去合意した事例
【物件】木造一戸建て
【借主】50代女性(夫、子1人と同居)
【案件の特徴】任意交渉のみにて早期に退去合意した事例
【解決内容】任意交渉後、退去合意
1.事案の概要
今回は、任意交渉のみにて早期に退去合意した事例を紹介します。
借主は50代の女性で、夫と子供1名の計3名で入居していました。
賃貸人がご高齢のため、賃貸の運用を終了し、親族に居住させたいとのことで賃借人に退去を求めていました。しかし、話がなかなか進まずにお困りのところ、赤坂門法律事務所にご相談いただきました。
2.解決までの経緯
(1) まずは、賃借人に対して、賃貸借契約を終了し、明渡を求める旨の書面を送付しました。明渡を求めると同時に、具体的な立退料の提示も行いました。
すると相手方から連絡があり、直接面談してお話をすることになりました。一度お会いして信頼関係を構築し、改めて条件の提示を行いました。
(2) その後、条件について数度打ち合わせを行った結果、明渡時期や条件面について妥結することができ、受任後2か月ほどで物件を明け渡す旨の合意書を締結することができました。
3.本件のポイント
本件では、①賃貸人様のご了承を経て、早期に立退料を具体的に提示したこと、②借主に早い段階で面談し信頼関係を築くことができたこと、が早期解決に至ったポイントとなりました。結果、お互いに納得のいく条件で合意書を締結することができました。
弁護士に依頼することで早期解決に至る場合があります。まずは弁護士へのご相談をお勧めします。
ご相談だけでも解決策が見える場合がありますので、借主がなかなか立ち退いてくれないことにお困りの賃貸人様におかれましては、是非お問い合わせください。
※守秘義務の関係より、事案の性質や概要を変更しない範囲で実際の事案と異なる部分があります。